リスティング広告を初める時に問題になるのが、スタート時にいくらの予算(月額)ではじめればよいのかということ。
初めてリスティング広告の代行依頼をいただくお店や企業様から、良く聞かれる質問NO1です。
初めてリスティング広告を掲載する場合、実際の運用経験者でもいくらの予算が適切なのかは正直「わからない」というのが本当のところです。

同じ広告でも全く違う結果に!?

もちろん業種やサービスによってクリック単価が高い低いの傾向はありますが、サイトの構成や導線、実際に扱っている商品やサービスの内容が同じ業種であってもそれぞれに異なるので、同じ広告を出しても全く違う結果になります。

月間の検索数の予測やクリック単価の目安は各種ツールやデータは存在しますが、実際の広告の成果(コンバージョン)やクリック単価は実際にリスティング広告をはじめてみないとわからないものです。

最低でも1件あたりの成果で得られる利益を下回ること

リスティング広告の目的を、ホームページ経由の何らかの成果(商品の購入や資料請求)に置く以上は、リスティング広告の費用が成果から得られる利益を上回ってしまっては本末転倒です。

ですので、最低でも【1件あたりの得られる利益】>【リスティング広告で1件獲得するのにかかる費用】を目指すことになります。(一度の成果で以降継続的な利益が得られる場合はその分も加味する必要があります。)

では予算は?目標は?

結局はじめてみないと、何もわからないので、スタート時の予算は多ければ多いというのが筆者の答えです。なぜなら、リスティング広告に関わる成果がすぐ結果(データ)として判明するからです。
少ない予算ではじめてしまって、実際のデータが取れる前に『全然成果が出ない』『リスティング広告は効果がない』といって止めてしまうのが一番の機会損失につながってしまいます。

仮に、コンバージョン率(クリックに対して成果が発生する割合)が1%だとすると、100人訪問して1件成果が発生することになります。じゃあ100クリックあれば必ず1件コンバージョンが発生するかというとそうでもなく、ある程度のボリュームがあってはじめてコンバージョン率が確定します。(サイコロを6回振って”1”の目が1回も出ないのと同じことです)

コンバージョン率を1%とすると、10倍の1,000クリックくらいあれば、リスティング広告の効果がある程度判別できると思います。クリック単価が50円の商材、サービスならば50,000円(50円×1,000クリック)、クリック単価が100円ならば100,000円(100円×1,000クリック)
がスタート時に目安とする月額予算ではないでしょうか。

クリック単価とコンバージョン率によって、リスティング広告の費用にものすごい差が出てきます。クリック単価を下げたり、コンバージョン率を上げるためにいろいろな手法があります。リスティング広告の運用代行会社はこの手法(ノウハウ)を駆使して、運用代行のサービスを展開しています。