具体的な内部施工

検索エンジンのロボットは、Webサイトに含まれるテキスト情報を取得して、どんなことが書かれているサイトなのかを判断・評価しています。この検索エンジンの評価を上げる為に、サイトのHTMLなどを修正する内部の施策がいくつか存在します。

Googleなどの検索エンジンは、検索されたキーワードに対して、一番マッチするサイトをユーザーに提供することが使命となります。 「国内旅行」と検索されたユーザーに対して、海外旅行について書かれたサイトを提供するとその検索エンジンは「探してるサイトが見つからない」というらく印を押されてしまいます。
そのため、検索エンジンはユーザーが探してる情報が書かれてあり、かつ中身の濃い有用な情報を提供している優良サイトを検索結果の上位に表示するのです。

よって、SEOの内部施策で重要なのは、Webサイトを訪れたユーザーに対し、そのユーザーが求めている情報をいかにスムーズに提供できているか、たくさんの情報が掲載されているかなどが重要になります。
ユーザーが情報を得られにくいサイトは、結果的に検索エンジンの評価が悪くなり、検索結果に登場すらしません。

内部施策は、比較的すぐ対応できるものが多いのでやっておいて損はないでしょう。

具体的な内部施策

一般的な内部施策をまとめました。年々検索エンジンの評価項目が変わるので、これらがいつまでも有効とは限らないのでご注意ください。

【mata title】
ページごとに変える。なるべく前方にキーワード。対象ワードは最大2つまで。 複合キーワードで対策をする場合は設定した対策キーワードと同一の順番にするのがセオリー。
【meta description】
ページごとに変える。検索結果表示の際のクリック率の向上が目的。 すべてのページで同じ「meta description」を記述するくらいならいっそのこと削除して グーグルに委ねた方がいい。あってもなくてもSEO上は影響なし。
【meta keyword】
グーグルは現在参照してない。1~3つくらいのワードを一応入れておく。
【URL】
すべて小文字の方がよい
※URLの長さはなるべく短く→ロボットのインデックスに関わる
※ディレクトリの階層はなるべく浅く→検索ロボットのインデックスに関わる
【URLの正規化】(wwwありなし、index.htmlありなしなど表記ぶれの統一)
内部リンクURLを統一(Yahooカデゴリなどに登録したものに統一) し、それ以外のURLにアクセスされたら301リダイレクトで遷移させる
【rel=”canonical”の記述を追加】(URLは絶対URLで指定)
URLの正規化。検索エンジンにページの正しいURLを伝える。
【クロールエラー処理】
クロールのエラーがあれば、正規のURLに301リダイレクト
※特にリニューアルでURLが変更になった場合、元URLから新URL への301リダイレクトは必須。 →リンク評価の80%を引き継ぐといわれる。可能な限りリニューアル時にURLは変えない。
【sitemap.xmlの設置】
ロボットにサイト内のページをすべて認識させる為にも必須。モバイルサイトがあればモバイル用に別途必要。
Googleウェブマスターツールで巡回はコントロールできる。大幅にページが 増えたりした場合は、クロールのリクエストを送信する。
【テスト環境ファイル】
テスト環境にて閲覧確認の為のファイルがサーバにあがったりしてる場合などは、「robots.txt」もしくは、metaタグで巡回拒否の処理を。
【動的URLの擬似静的化】
静的URLが多少有利。動的URLはインデックスされないことがある。
【テキスト量を増やす】
特にトップページ。ページのタイトルやキャプションはできればテキストでhtmlを組む。内容のあるページを増やす。